
新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言を受けて、大手ゼネコン各社はその対象地域を中心に建設現場の一時的な休所措置をとることを決めました。
そんな折、2020年3月に国土交通省より試行要領が発表された「遠隔臨場」の可能性に、いま注目が集まっています。
ウェアラブルカメラを用いた“働き方改革”として、各所で導入が試行されていた「遠隔臨場」。コロナ禍のさなか、その有用性について、再度考えてみる意味は大きいはずです。
目次
遠隔臨場とは?
どんな機材が必要? 現場の本音は?
トランシーバー感覚で話せる/見える/録画するウェアラブルカメラ|Safie Pocket2
〜「遠隔臨場」の基礎知識〜
「遠隔臨場」だけじゃない!
遠隔臨場とは?
遠隔臨場は、建設現場の監督・確認作業効率を改善するために提案された取り組みです。
(1) 受注者(現場技術員)は体に装着できる“ウェアラブルカメラ”等を携えて現場作業
↓
(2) 発注者(監督員)はオフィスなどの遠隔地からカメラ映像を確認
↓
(3) 発注者が直接立ち会わずとも「段階確認」「材料確認」「立会」が可能
これにより、発注者は現場への移動負担が削減でき、受注者も立会調整にかかる時間を削減することができます。
働き方改革に則った環境改善だけでなく、直接対面しないことから新型コロナウィルス感染拡大防止、ひいてはスタッフの健康面の安全確保にも寄与することが期待されています。
どんな機材が必要? 現場の本音は?
すでに各所でその試行工事が実施されている遠隔臨場。
現場作業を邪魔することなく映像と音声を収録し、遠隔地の発注者へ向けリアルタイムに動画を配信する仕組みが必要です。
ウェアラブルカメラは、体に装着し両手が自由に動かせるため、遠隔臨場において一般的な機材になると思われます。とはいえ、こうしたカメラ機材の導入にあたり、作業環境は多少なりとも変化します。
また、動画を配信、場合によっては録画しファイル管理するのにも、現場ではあらたな機材とその使用ノウハウの浸透が必要になります。
現場レベルでの懸念や負担を軽減できる、簡単・安心な機材を導入したいのが現場の本音と言えるでしょう。
トランシーバー感覚で話せる/見える/録画するウェアラブルカメラ|Safie Pocket2
Safie Pocket2(セーフィー ポケット ツー)は、リアルタイムで双方向通話ができる、クラウド常時録画型のウェアラブルカメラです。
建設現場で活きる新しいクラウドカメラを目指し、仕様を特化。簡単な操作感ながら高機能を実現しています。
国土交通省が発表している「遠隔臨場」の基準も満たしており、既に現場で活用されております。
現場での活用例は以下資料よりご確認ください。

【参照資料】
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策に係る設計変更-国土交通省
機材は小さな端末だけ
受注者(現場技術員)の方はSafie Pocket2を装着するだけ。
タイムラグの少ない「WebRTC」技術を採用し、円滑なコミュニケーションを実現しました。
シンプルでわかりやすい簡単操作とスムースな使用感で、現場の作業ストレスを軽減します。
Safie Pocket2の実用的な機能の詳細や、具体的な導入方法と料金プランなどはこちらをご覧ください

Safie Pocketを活用して「遠隔臨場」を実現している今西組様のインタビュー資料をご用意しました。

不明点や具体的なご相談など、お気軽にお問い合わせください

〜「遠隔臨場」の基礎知識〜
Q.現場と遠隔地を通信でつなぐだけでなく「録画」も必要な場合とは?
A. 確認実施者が現場技術員の場合、録画が必要です。
基本的に受注者は、遠隔臨場の映像と音声を配信するのみであり、記録と保存を行う必要はない、とされていますが、確認実施者が現場技術員の場合、それを録画し適切にファイルを保管する必要があります。
常時録画型のクラウドカメラはファイル管理が簡単・確実
Safie Pocketは遠隔地との通信を行ないながら、常に映像と音声をクラウド上に保存し続けます。
通常通り会話するだけで、特に録画に際しての手順は不要です。
ファイル管理はパソコンで該当する動画を取り出すだけで簡単に行なえます。Safie独自のビューワーで動画をわかりやすく確認でき、ファイル管理を迅速・確実に行なうことができます。
「遠隔臨場」だけじゃない!
【1】建設現場の「働き方改革」にクラウドカメラを活用
Safie Pocketは現場と本部をつなぐ新しいソリューションとして、すでに様々な建設現場に導入されています。
【参考記事】
? 株式会社今西組様での「Safie Pocket」導入事例
この画期的なウェアラブルカメラが提示するのは、様々な問題解決においての「映像 × 会話」という切り口です。
遠隔でもリアルタイムに明瞭なコミュニケーションがとれることにより、
- 確認工数の軽減
- 遠隔からの作業指導・人材育成
など、建設現場の人手不足を解決できます。
また、撮影した動画は高精細にクラウド上に保管されるため、
- 映像による工程レポートの作成
- 作業の振り返り・共有
にも効果を発揮しています。
【2】建設現場の「働き方改革」にクラウドカメラを活用
常時録画型クラウドカメラのラインナップは、ウェアラブルカメラだけではありません。
たとえば建設現場において、据え置き設置型のクラウドカメラ「Safie GO 180」を、簡単設置・高機能の防犯カメラとしてご活用いただく事例も増えています。

特に新型コロナウィルスの影響により作業が一時休止、あるいは時間短縮されている建設現場では、不法侵入や資材の盗難トラブルへの懸念が高まっています。
そんなとき、既存のインターネット回線がなくても設置できる、“LTE搭載”のクラウドカメラ「Safie GO 180」がその実力を発揮します。
撮影された映像は、カメラのある現場まで赴かなくてもインターネット経由で、パソコンやスマホから見ることができます。現場への移動だけでも感染リスクとなる現状において、管理者様の仕事環境の改善に寄与できるはずです。
