公共工事などにおける新技術情報提供システムに採用

 クラウド録画サービスシェアNo.1(※1)の「Safie(セーフィー)」を開発・運営するセーフィー株式会社(東京都品川区:代表取締役社長 佐渡島隆平、以下「セーフィー」)は、この度、展開するウェアラブルカメラ「Safie Pocket2(セーフィー ポケットツー)」が、国土交通省の新技術情報提供システム(New Technology Information System:NETIS)に登録されました。

 

 

 NETISは、新技術の活用促進のため、新技術に関わる情報の共有及び提供を目的として、国土交通省が運用しているデータベースシステムです。新技術にかかわる情報が分類されているため全国の地方整備局や工事事務所で共有しやすく、国や地方自治体が行う公共事業全般にも積極的に利用されています。施工者は、NETISに登録された技術を使うことで、国や地方自治体が発注元となる公共工事に際し、工事成績評定での加点の対象となります。

参考資料: 公共工事等における新技術活用システム(開発者、施工者、コンサルタント向け)

登録情報

・NETIS番号 :KT-220006-A

・新技術名称  :クラウド録画型ウェアラブルカメラ「Safie Pocket2」

・登録日      :2022年4月4日

・登録ページ :https://www.netis.mlit.go.jp/netis/pubsearch/details?regNo=KT-220006

 

 今回登録されました「Safie Pocket2」は、バッテリーと通信機能(SIM)を内蔵し、電源を入れるだけで現場の映像を確認・会話が可能となり、現場と本部のコミュニケーションを円滑にすることが特長です。また装着性の高さから、現場従事者が身に着けての移動撮影や、アタッチメントによる定点カメラとして設置など、いつでもどこでも手軽に撮影ができます。

 

 これらの利便性により、主に建設・土木業界や老朽化が進む建設のオペレーション、メンテナンス業務支援、工場内でのポイント監視、警備業界など様々な業界の遠隔業務での利用が進んでいます。なかでも、建設現場への適用を奨励する「遠隔臨場」(※2)において、現場技術員がウェアラブルカメラを携え、撮影した映像と音声を発注者(監督員)へ同時配信を行い、通信により会話しながら遠隔からカメラ映像を確認することを指示し、試行内容に応じては映像を録画することが必要になることがあります。「Safie Pocket2」により発注者が直接立ち会わずとも「段階確認」、「材料確認」、「立会」が可能になり、移動負担や立会調整にかかる時間を削減します。

 

 その他、国土交通省が策定した「令和2年度における遠隔臨場の試行について」(2020年5月7日)において、映像と音声の「撮影」及び「配信」に関して記載されている仕様にも適合しています。

参考資料:国土交通省「令和2年度における遠隔臨場の試行について」

 

 今後もセーフィーでは、推進する現場DXにおいて、建設・土木業界のみならず、様々な分野でDXによる課題解決に貢献してまいります。

 

※1 テクノ・システム・リサーチ社調べ「ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査」より

※2 「遠隔臨場」:公共工事の建設現場において監督・検査作業効率を改善するために、国土交通省が2020年3月に策定された試行要領

 

「Safie Pocket2」製品概要

・外形:高さ84㎜×幅55㎜×厚み30㎜

・重量:約160g(バッテリーを含む)

・画角:水平120°、垂直86°

・有効画素数:動画:100万画素/静止画:200万画素

・防水性能:IP67

・提供形態:一式レンタル(以下、提供パッケージ)

カメラ本体、Bluetoothヘッドセット、取り付け用クリップ、三脚アダプタ、ACアダプタ×2、充電用クレードル、USB Micro-Bケーブル、LTE料金、クラウド録画料金