映像から「働く」を変える。かしこくなるAIカメラ

 クラウド録画サービスシェアNo.1(*1)のセーフィー株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長CEO:佐渡島 隆平)は、エッジAIカメラ「Safie One(セーフィー ワン)」を本日9月28日より販売を開始します。

 

 「Safie One」は、映像データを活用し課題解決に貢献することを目的に開発されたセーフィー初のエッジAIカメラです。エッジAIを実現するために、カメラ本体に、Qualcomm Technologies, Inc. のSoCs(System-on-Chip)「QCS410」を搭載しています。これにより、撮影した映像データをクラウドに送る前に、画像分析が可能となります。また、カメラ自体にアプリケーションの実装が可能なため、ユーザーが使用したいアプリケーションをインストールできる設計になっています。

多機能な「AI-App」によりカメラが賢くなる

 「Safie One」は、エッジAIを利用したアプリケーション群「AI-App(アイアップ)」をインストールして使用します。「AI-App」は、一台のカメラに複数のアプリケーションをインストールでき、お客様の用途に応じてカメラのアプリケーションを切り替えると様々な機能が使えるようになり、カメラが賢くなるものです。

 「AI-App」の第一弾として、小売・飲食などの店舗運営に役立てる「Store People Detection Pack(ストア ピープル ディテクション パック)」を併せて本日より提供を開始します。内包される各機能(立ち入り検知、通過人数カウント、立ち入りカウント)により来店人数や混雑具合を可視化し、現場の課題解決に貢献することで、映像から「働く」を変え、より効率的に人が働ける環境を提供します。

Safie One」今後の展開

 「Safie One」は、既に小売、商業施設などの業種業態への実証実験を行っています。この度の販売開始を契機に、今後は多種多様なビジネスへの展開を目指していきます。

▼実証実験を実施している業種業態

・小売:スーパー、雑貨店、物販・アパレル、個別店舗

・飲食:チェーン展開店舗、ファストフード、個別飲食店

・サービス:携帯ショップ、スタジオ

・商業施設:テナント運営、シネマコンプレックス など

 

▼実証実験の内容(一部抜粋)

 

※参考 設置イメージ画像

 

  

 

※参考資料

セーフィー、ベルクと共同で「Safie One」を活用した実証実験を実施(2022.8.4発表)

SHIBUYA109渋谷店においてエッジAIカメラ「Safie One」の実証実験を開始(2022.8.30発表)

 

▼今後対象となる業種業態

・小売:コンビニエンスストア、家電量販店、書店、ホームセンター、ドラッグストア

・飲食:ファミリーレストラン、喫茶店、デリカ、居酒屋

・サービス:学習塾、カラオケボックス、マンガ喫茶、駐車場、ネイルサロン、公共施設 など

 

 セーフィーが展開するクラウド録画サービスでは、これまで映像をもとにしたリアルタイムのデータ処理を課題としていました。ビジネスシーンをみると、ECサイトではアクセス数などのデータを取得できるなか、実際の店舗においてはデータ取得が困難なため、従事する人の勘に頼るのが実情でした。今回「Safie One」の販売により、リアルタイムに解析処理が可能となることで、人々がより働きやすい環境の実現を目指します。

 さらに今後は「Safie One」を軸に、「AI-App」のラインアップを増やし、様々な業種業態でアプリケーションを開発できるプラットフォーム構想に着手してまいります。将来的には、幅広い業種業態に対しエッジAIの世界を届けることを使命と考えています。

Qualcomm Technologies, Inc.  Director of Business Development, Siddhartha Franco様コメント

 Safie との協力により、当社が進めるコネクテッド・インテリジェント・エッジにおけるAI 活用の機会が増えて嬉しく思います。「Safie One」は、Qualcomm® AI Engine を搭載した 「Qualcomm QCS410 SoC」を採用しており、公共の安全、産業オートメーション、スマート シティ、スマート ホーム、スマート ビルディング ロボティクスなど、さまざまな IoT 機会のデジタル変革を可能にします。今後 「Safie One」により、日本のビジネス現場において、エッジAIカメラの活用が拡がることを期待しています。

セーフィー代表取締役社長CEO 佐渡島コメント

 「Safie One」は創業当時から目指しているエッジAIで賢くなるカメラです。お客様の「実現したい事」をセーフィーが解決するために、エッジAIとクラウドシステムでアプリケーションを生み出すプラットフォームに進化させていきます。今後はいろいろな業界の課題を解決するアプリケーションやサービスを創出し「映像から未来をつくる」ビジョン実現に一歩ずつ歩んで参ります。

費用 (※全て税込)

・「Safie One」本体価格: 41,800円

・  月額利用料: 1,320円~(※7日から365日の録画プランをご用意しています。保存する期間によって月額料金が変わります)

・  LTEドック(別売)価格:29,700円(※SIM発行手数料3,300円を含みます)

 

Safie One」製品ページURL

https://safie.jp/one/

ウェビナー開催のご案内

 今回の販売開始に伴い、「Safie One」の魅力や活用方法などをご紹介するオンラインウェビナーを開催します。

 

▼ウェビナー概要

・タイトル:新製品紹介 / かしこくなるAIカメラ「Safie One」で実現する次世代の店舗運営

・日時:10月5日(水)15:00-15:30

・参加方法:無料

※登録方法や詳細は、URLを参照ください  https://article.safie.link/blog/5730/

 

(*1)テクノ・システム・リサーチ社調べ「ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査」より、エンジン別カメラ登録台数ベースのシェア(47.5%)

 

※ QualcommはQualcomm Incorporatedの商標または登録商標です。

※ Qualcomm QCS410およびQualcomm AI EngineはQualcomm Technologies, Inc.またはその子会社の製品です。

 

【参考資料】

Safie One」主な機能

 「Safie One」は、QRコードで面倒なネットワーク設定も簡単にセットアップが可能。ローカルバックアップにも対応しているためネットワークが不安定な環境でもしっかり録画します。LTEアタッチメントでネットワークの設定や工事が不要なため「置くだけポン」でクラウドに接続。また双方向通話、グループ通話で遠隔サポートによるインタラクティブな通話が可能となります。Bluetoothのヘッドセットやスピーカーに接続することで、設置場所にも困りません。

 

▼「Safie One」 仕様

・外形                                     直径76.5㎜×高さ92.5㎜

・重量                                   360g

・画角                                   水平114° 垂直60°

・有効画素数         1/2.8型 2Mピクセル(1920×1080)

・動作温度                          ‐10°C~40°C

・マイク                              クラウドへの音声配信

・スピーカー         クラウドからの音声データ再生

・無線LAN                         無線LAN IEEE802.11 ax 対応

 

 

 

 

 

 

▼ LTEドック(別売) 仕様

・外形                                直径73.2㎜×高さ32.6㎜

・重量                                75g

・動作温度                       -10°C~40°C

・対応キャリア                  NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク

・電源                                   DC5V(USB Type-C)(※カメラからの給電のみ対応)

 

AI-App」の主な機能

 「AI-App」の第一弾の「Store People Detection Pack」では、人検知により3つの機能を提供しています。店内にいる人の滞留などを可視化し、店舗状況の詳細な把握や分析が可能となります。

 

▼「Store People Detection Pack」(オプション)の機能

1.立ち入り検知

人の滞留を検知し通知します。レジ前の混雑や、POPに興味あるお客様をリアルタイムで知ることができるので、機会損失を軽減できます。

2.通過人数カウント

店舗の出入口に設置すると、通った人数を自動で集計。POSデータだけでは分からない、リアルな入店人数をカウントします。

3. 立ち入りカウント

特定のPOPや棚に設置すると、滞在している人数を自動で集計。グラフやデータダウンロードもでき、広告・商品分析業務に活用できます。