人数カウント機能で顧客マーケティングのためのデータ活用も。
地域密着型カー用品店のセーフィー対応カメラ活用術

株式会社オートウェーブは千葉県千葉市に本社をおき、カー用品販売やカートータルメンテナンスサービスを行っている企業です。

現在、防犯の他に、スタッフ教育、顧客マーケティングのために、セーフィー対応カメラを活用していただいています。

(取材:2018年11月)

導入の決め手

  • データのクラウド保管に魅力を感じた
  • 多機能、簡易取り付けに魅力を感じた

導入目的

  • 防犯機器のメンテナンス軽減
  • 職場を可視化

導入した結果

  • 録画映像の消失リスクが減った
  • 活用の幅が広がった
  • 職場の見える化ができた
  • 人数カウントによる効果検証ができた

「安心・安全・快適」なカーライフをサポートする

本社のある千葉県を中心に、現在7店舗を展開している株式会社オートウェーブ。1号店である 宮野木店には、業務スーパーが併設されています。同社の「地域密着型でありたい」という想いから、このような形態が生まれたのだそう。

中西:宮野木店の周辺は、住宅地です。業務スーパーがあれば、近隣の方々は日用品や食料品を買いに頻繁に来てくださると思いました。買い物のついでに車に関する相談が気軽にできるような、地域密着型の店でありたい。そうした我々の想いが反映されているお店なんです。

中西さんは、入社からこれまでの18年間を振り返り、「昔と今は顧客に提供するべき価値が違う」のだと話します。

中西:私が入社した当初は、”車ブーム”でした。軽自動車からセダン、スポーツカーまでみんながこぞって車をドレスアップしたり、チューニングしていたんですよね。ちょうどその頃、道路交通法の規制が緩和されたこともあって、車のカスタマイズを楽しむ人が多い時代だったんです。
しかし、今は若者の”車離れ”が進んでいます。カーシェアサービスも普及して、自分の車を保有する人も少なくなっているんですよね。昔のように車にお金を使うお客様も減っています。そうした時代の変化を受けて、今我々が一番大事にしているのは、お客様の「安心・安全・快適」をサポートすることです。オートウェーブでは、自動車保険の販売も行なっていますが、これはお客様からの要望を受けて始めたことなんですよ。時代と共に変わる、お客様のニーズに全力で応えることに努めています。

顧客の「安心・安全」をサポートするため、オートウェーブは緊急時に役立つグッズも豊富に取り扱っています。レジ前には、車が水没した時に使う「緊急脱出用ハンマー」が置かれ、事故を記録しておくためのドライブレコーダーなども販売しています。さらに、寒い季節には暖かく、暑い季節には涼しく車内で過ごせるためのグッズなども販売し、顧客の快適なカーライフをサポートしています。

カメラが故障しても、録画データが消えない「クラウドカメラ」の安心感

株式会社オートウェーブでは、2018年の秋頃から各店舗内にセーフィー対応カメラを設置いただいています。同社がセーフィー対応カメラの導入を決めた経緯を伺いました。

以前から、オートウェーブ各店舗内には防犯のために、セキュリティカメラが導入されていましたが、故障が多かった上にメンテナンスが大変だったのだと、中西さんは言います。

中西:店舗ごとに、導入時期も機種も違ったので、故障するたびに別々の窓口に電話して修理をしていて…。1店舗につき10台以上設置していた上に、同じ店舗内でも違う機種のカメラを使っていることもあったので、管理が大変でした。

そうした悩みから、全店舗のカメラ入れ替えを検討していた同社が探していたのは、カメラ本体が故障しても、録画データが消えない「クラウドカメラ」。そんな中、偶然目にしたのがセーフィー対応カメラだったのだそう。

中西:全店舗のカメラを入れ替えるのであれば、費用に見合ったものを選びたかったんです。クラウドカメラであれば、万が一本体が故障したとしても、録画データはクラウド上に保管されているので安心感がある。セーフィー対応カメラの場合、取り付けも自社で出来そうだったので、直感的に『いいな』と思ったんです。
実際に導入した時も、『すごく簡単』と感じました。それまでのカメラは、業者に依頼して同軸ケーブルを引く必要がありましたが、セーフィー対応カメラの場合、基本的にLANケーブルと電源だけがあればいい。

セーフィー対応カメラは、インターネット回線を通じて録画データをクラウド上にアップします。そのため、中西さんは「回線の負荷」を懸念していたそうです。

中西:導入する前、回線の負荷がどのくらいあるのかを懸念していたんです。既存のインフラに影響があると困るので。しかし、最初に導入した店舗で特に問題が出なかったので、他の店舗にも次々に導入していきました。

人数カウント機能で、顧客マーケティングも。セーフィー対応カメラは、防犯以外にも活用できる

一般的なセキュリティカメラの使用用途に加え、大きな決め手となったのは「防犯以外の目的で利用できる」ことでした。

中西:スタッフ教育に活用している企業もあることや、カメラに映った来店者数を数えることができる”人数カウント”の機能を知って、『セーフィー対応カメラは、他社のカメラに比べて活用の幅が広い』と感じました。それまでに設置していたカメラは防犯用に使っていましたが、セーフィー対応カメラであれば、他の目的にも活用できそうだと思ったんです。

オートウェーブの各店舗内では、スタッフ教育を目的としたセーフィー対応カメラの活用が始まっています。中西さんは、録画データを通して現場を可視化することができているのだと、話します。

中西:定期的に、本社の社員が各店舗に足を運んでいますが、やはり人の目があるとスタッフは”リアルな姿”を見せませんよね。セーフィー対応カメラで現場を可視化することで、人の目がない時のスタッフの姿を見ることができます。誰も見ていなくてもしっかり働いている人がいることもわかります。そうしたスタッフ間の不平等を是正することで、より良い職場作りができると思っています。

一般消費者を顧客とする企業にとって最も大事なことは、顧客理解です。同社では、セーフィー対応カメラの人数カウント機能を活用して、顧客マーケティングも行なわれています。

中西:POSデータから様々な情報が取れますが、我々が一番知りたいのは、何も買わずに退店されたお客様の情報です。『来店された方がなぜ購入に至らなかったか』を探ることが、サービス改善に繋がりますから。人数カウント機能は、時間帯ごとに人数を表示することもできるので、分析がしやすいんです。

人数カウントを活用したことで、店内の賑わいと購買率が比例していないこともわかり、よりリアルな分析ができているのだそう。

中西:キャンペーン実施期間中、店内に人が多くても意外に購買率が低い日があることがわかったりと、施策の効果検証にも役立っています。今後、特定のお客様の回遊ルートや滞在時間なども検出できれば、さらに詳細な分析もできると思います。そのためにも、セーフィーさんが開発を進めているという、顔認証機能の追加にも期待しています。

※本記事に掲載している企業情報、所属及びインタビュー内容は、2019年2月公開当時のものです。

お話を伺った方

株式会社オートウェーブ 中西賢二さん