導入事例の紹介

施工現場のDXで省力化を推進 Safieカメラの活用で建設業に変革を

大和ハウス工業株式会社

建設 1,001名以上

大和ハウス工業株式会社
東京本社 技術統括本部 
建設デジタル推進部 DC推進1グループ グループ長 林 健人 さん
同 主任技術者 原 邦哲 さん
同 主任 山下 絵里子 さん
同 成田 麻衣子 さん

日本全国で高品質の住宅を提供している大和ハウス工業。施工現場の省人化を目指し、デジタル化を推進されています。Safieカメラの活用もそのひとつ。近い将来、建設業の仕事のやり方が大きく変わるであろう、カメラの活用状況や今後の展開についてお聞きしました。

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(取材:2021年2月)

1955年の創業以来「建築の工業化」を企業理念に、戸建住宅をコア事業に、賃貸住宅、分譲マンション、商業施設、事業施設など幅広い事業領域で、建物を供給している大和ハウス工業。
仕事のデジタル化や働き方改革の実現が遅れがちな建設業界で、同社は現場の省人化を目指し、ロボットやAI、顔認証など幅広いデジタル技術を活用し、施工現場の改革に取り組まれています。
その取り組みを推進する部署が技術統括本部建設デジタル推進部。同部DC推進グループの原さんなどにお話を伺いました。

全国12カ所の「スマートコントロールセンター」(SCC)で、日本全国の建設現場の状況をタイムリーに把握

──まず、建設デジタル推進部の役割について教えてください。

原さん: 建設デジタル推進部は、ICT機器やBIM(Building Information Modeling)などのツールを活用して現場の仕事を効率化し、将来的には建設業の仕事のやり方を変えるべく、様々なツールの選定、導入のサポートなどを担うため2020年4月に発足した新しい部署で、約160名が所属しています。
建設業界は、他の業界に比べてIT化デジタル化が遅れていて、昔ながらの人の手による仕事が多い業界ですが、そういった部分を、デジタルの力で省力化・効率化すること、施工現場のデジタル化の司令塔となることが現在のミッションです。

戸建住宅の建設において、主な仕事の1つに現場監督業務があります。
現場監督は、資格を持った技術者の配置が必要ですが、高齢化による人手不足で技術者が減ってきているのが現状です。そのため、1人で同時に複数の現場を担当することがほとんど。車での移動も多く、1日の3分の1が移動時間ともいわれており、現場監督がその都度現場に駆けつけなくとも遠隔で確認ができれば、相当な時間の効率化が可能です。
そのことは、長時間労働になりがちな技術者の働き方改革にもつながります。遠隔で確認でき車での移動時間が減れば、事故や交通違反といったリスク軽減にもつながると考えています。

──施工現場のデジタル化についてどのような取り組みをされているのでしょうか?

原さん: 大きな取り組みとしては、「スマートコントロールセンター」(SCC)による施工現場の一元管理を実証実験中です。 全国12カ所に設置したSCCで、全国各地の戸建住宅の施工現場の状況を、定点カメラやウェアラブルカメラで撮影した映像データや、センサーなどから得たデータを管理するという取り組みです。 その映像撮影にSafieカメラを利用しています。

屋外に設置した固定カメラで基礎工事や外装工事の状況を定点撮影

屋外に設置した固定カメラで基礎工事や外装工事の状況を定点撮影

内装工事時にはウェアラブルカメラ「Safie Pocket2」を三脚に装着し定点撮影

内装工事時にはウェアラブルカメラ「Safie Pocket2」を三脚に装着し定点撮影

大型モニターを完備した東京本社のスマートコントロールセンター

大型モニターを完備した東京本社のスマートコントロールセンター

──SCCではどのように現場と関わっているのでしょうか?

原さん: 現場の様子は、SCCにいる現場経験の豊富なメンバーが同時に5つの現場を常時モニタリングしています。外からの定点の映像では、基礎工事の状況やアンカーボルトの配置が間違っていないかなどの把握に利用しています。
内装工事では、建物の内部をウェアラブルカメラ「Safie Pocket2」で撮影し、施工状況の確認や品質管理を遠隔で行う実証実験をしています。
これにより、現場で何か確認したいことが発生したときなどは、映像を確認しながら指示を出すことで、現場監督が現地入りするまで作業が止まることがなくなりました。

また、例えば大阪の現場であっても東京のセンターでカメラ映像を見ながら指示を出せることができ、地域に関わらず円滑なコミュニケーションがとれるようになりました。

SCCからの指示を受け「Safie Pocket2」で施工カ所を撮影

SCCからの指示を受け「Safie Pocket2」で施工カ所を撮影

2021年5月現在、「Safie Pocket2」での撮影映像を使用した遠隔検査の実証実験を実施いただいております。

SCCでは撮影映像と図面を照らし合わせ、設計通りに施工が進んでいるかを確認

SCCでは撮影映像と図面を照らし合わせ、設計通りに施工が進んでいるかを確認

現場の安全性向上やコミュニケーションの円滑化にも寄与

施工現場をSafie カメラで撮影、その映像をSCCで一元管理するようになったことで、現場作業の効率化や品質管理の向上以外に、安全面での影響も大きいと原さんは語ります。

原さん: 現場の状況をカメラで常時撮影しているということは、不安全行動を未然に防ぐなど安全面でも好影響がありました。

これまでは、現場監督が訪れたときにはじめて指摘される状況だったのが、遠隔から指示できる環境となったことで、職方さんたちの意識が変わりました。
また毎朝、職方さんのスマホとSCCを繋ぎ安全朝礼を行ったり、安全パトロールを毎月1回遠隔で行ったりするなど、職方さんとのコミュニケーションツールとしても役立っています。

さらに、現場の映像が常時確認できることにより、風が強い時にシートが飛ばされていないか?といった状況確認もできます。
映像は常時録画しているため、災害時や夜間の現場の状況を振り返って確認することにも活用できると考えています。

業務を効率化し、女性でも働きやすい職場へ

原さん: 私たちの業界が若者から敬遠されがちな理由の1つに、休日の少なさがあります。例えば、建設業界では休工日は日曜の1日だけの4週4休というのが通例となっています。大和ハウス工業では、4年前より休工日を月に1日ずつ増やす取り組みを行い、今年から4週8休の週休二日制としています。
また、業務を効率化し、誰もが働きやすい職場環境にしたいという思いがあります。

成田さん: 現場管理の業務は、建物が出来上がっていくのを管理できるという魅力があります。
また仕事を通じて、お客さまや協力会社の方など多くの人と接する機会があり、建設業と接客業の両方を経験できるやりがいのある仕事です。
私が入社した当時は、既に業務の一部が効率化されていましたが、年々さらに改善されています。デジタルの力によって省力化され、近い将来女性をはじめ、誰にとっても魅力的な職場環境になっていくのではないかと期待しています。

山下さん: 私もなにもないところから、建物ができていくというところにやりがいを感じて入社しました。
お客さまに喜んでいただける仕事であることも達成感が大きいです。
こうしたやりがいのある仕事にチャレンジしたいと思える方が入社しやすく、女性をはじめ誰もが働きやすい職場にしていきたいと思っています。

DXを推進することで建設業を変えていきたい

──最後に、施工現場のデジタル化について今後の展望をお聞かせください。

原さん: タブレットで最新の施工図面やスケジュールの確認、労務管理、安全点検が行えるようなシステムも使っています。そのシステムからダイレクトにセーフィー様の映像にアクセスできるような仕組みも製作中です。

また、NEC様と共同で、施工現場の状況をAI技術で分析し、施工管理や安全面への活用を目指した実証実験を開始しています。
掘削やコンクリート打設工事の進行状況の映像をデータベース化し、工場での部材生産、物流倉庫からの輸送など、工事の最適化を図ります。
安全面では、作業員、建機、部材といった位置情報から、事故の危険度を事前検知するという仕組みです。

さらには、新人の育成や技術伝承にカメラ映像を活用することも視野に入れています。
ベテランの職方さんにウェアラブルカメラを装着してもらい、作業をしている様子を撮影しておきます。映像は30日間クラウドに保存されているので、録画した映像から技術的に肝となるところを切り取り、若手の研修の教材に使うといったイメージです。

林さん: 建設業界はアナログな作業が多く、変えていきたいという思いがあります。
それぞれの作業は複雑ではあるものの、標準化すればもっとシンプルにできる部分も多いと考えています。
デジタル化を推進し、無人化・省力化を実現することができれば、建設業界の仕事のやり方が変わっていくと思っています。

取材を終えて

業務効率化、品質管理、安全管理そして技術伝承など、建設現場において、Safie カメラが活かせるフィールドが多岐にわたることがわかりました。我々の製品が、建設業界の仕事が変わることの一助となり、若者不足の解消や働き方改革へとつながるよう、さらなる製品やサービスの開発・改善に努めてまいります。

導入の詳細

導入目的

  • 現場監督の施工管理業務の効率化
  • 遠隔での作業現場の状況確認や施工管理
  • 働き方改革への寄与

導入した結果

  • 監督業務が効率化された(移動時間削減や経費削減)
  • 車両での移動に伴うリスクも軽減された(事故や違反など)
  • 遠隔で施工管理、品質管理が行えている
  • 職方の安全面の意識が変わった
  • 強風時、災害時などの安全確認に活用できる
  • 技術伝承、新人教育への活用を視野に入れている

導入カメラ

Safie GO(Safie GO 180:403台 / Safie GO PTZ:197台 / Safie GO:107台)

Safie Pocket2(62台)

※2021年7月現在

なぜセーフィーに決めたか

  • 他社製品と比べ使いやすい
  • 映像を視聴するビューアーが使いやすい
  • バッテリー内蔵で取り回しが良い(Safie Pocket2)

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