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世の中のあらゆる映像サービスでSafieが使われている状況を作りたい ──開発本部 プロダクト開発部 デバイスチーム 嶋田裕介

世の中のあらゆる映像サービスでSafieが使われている状況を作りたい ──開発本部 プロダクト開発部 デバイスチーム 嶋田裕介

  • Engineer

2021/04/26

早稲田大学にて電気電子工学を専攻し、同大学院では光半導体デバイスの設計・プロセス改善の研究に従事。並行して大学時代に所属していたゲーム創作サークルや趣味で参加していた競技プログラミングを通じて情報工学を独学で学習。大学院修了後は大手総合電機メーカーに就職し、500名以上の開発人員を擁するプロダクトの組み込みファームウェア開発を3年ほど担当。実際にシステムを使うユーザーの声を身近に感じられる環境で働きたいと考え、2019年4月セーフィーに入社。デバイスチームのエンジニアとして「Safie Pocket2(セーフィー ポケット ツー)」など、セーフィーのサービスで活用する各種カメラを制御するファームウェアの開発を担当。
2021年3月現在、セーフィーのカメラを制御するファームウェアの開発は、嶋田さんを含むデバイスチームのエンジニア数名のみで進められていますが、以前の嶋田さんは総合電機メーカーで500名以上のエンジニアが20年以上にわたって改修・機能追加を続けている重厚長大なプロダクトに関わっていたそうです。前職でもセーフィーでも、ハードウェアを制御するシステムを開発するという意味では同じ仕事ですが、働く環境が大きく変化することで嶋田さんは何を失い、何を手に入れたのでしょうか? 現在の嶋田さんが感じている仕事のやりがい、エンジニアとしての成長実感に迫ります。

自分たちが手がけたプロダクトが誰の役に立っているのか実感できなかった

──セーフィー入社前は総合電機メーカーで働いていたそうですね。どのような仕事をされていたのでしょうか?

嶋田:
様々なシステムのプロダクトに組み込むファームウェアの開発を担当していました。金融機関などの大規模システムに採用されることもある、20年以上前から開発が続いている歴史のあるプロダクトです。社内の人員だけでも約150名、関連会社も含めると500名以上のエンジニアが約50チーム程度に分かれて開発を進めていました。退社するまでの約3年間、一貫して同じプロダクトの組み込み開発に携わっていたことになります。

──かなり大規模なプロジェクトを経験されていたのですね。転職を考えられた理由について教えてください。

嶋田:
理由は2つほどあります。1つ目の理由ですが、私たちが携わっていたプロダクトは20年前から開発が進められていたものだったので開発プロセスが固定化されていました。また、クリティカルな局面で使われるプロダクトであったため、どうしてもとにかく丁寧に丁寧にプロセスを進める必要がありました。

そのため、小さな機能を実装するためにも様々な手続きを行うため、長い時間をかけなければなりませんでした。当時の先輩エンジニアの方々とは度々「他の会社はどのように工夫して開発を進めているのだろう」と話題に出していた気がします。私自身も自社の固定化されたプロセスだけではなく、様々な会社の開発スタイルを見てみたいと思うようになりました。

──なるほど。大きな会社だからこその悩みかもしれませんね。もう1つの理由についても教えてください。

嶋田:
もう1つの理由は、自分たちの開発したプロダクトに関して、実際に使っているユーザーの声が聞こえてくるような環境で働きたいと思ったことです。開発人員だけで500名以上、運用担当のSEや営業も含めると約2,000名が関わっていたプロダクトだったので、開発現場まで声が届いてくるのは大きな不具合があったときだけでした。本部長や部長クラスであればお客様からの反応も知っていたと思いますが、それが開発現場の担当レベルまで降りてくることはほとんどありませんでした。

社会的意義の大きなプロダクトであることは理解していたつもりですが、もっとお客様の生の声を聴いてみたいという気持ちが湧いてきました。これら2つの理由から転職を考えたものの、当時27歳だった私はどちらかというと慎重なタイプだったので転職には少し抵抗がありました。しかし、「転職するなら30歳までにしないと一生チャレンジできないだろうな」と考え、転職活動を始めることにしました。

オフィス移転パーティーで聞いた社長のプレゼンでセーフィーのビジョンに惹かれ転職を決意

──転職活動はどのように進められていたのでしょうか?

嶋田:
最初はいろいろ試させてもらえそうとの理由で、大学の友人が起業した会社に入ろうかと考えましたが、せっかく転職活動をするのだから様々な会社を見てみようと思い、ITエンジニア向けの転職サイトで会社を探しました。Web系やサーバー構築関係の求人が多い中、組み込み開発など、ハードウェアに近い部分での開発経験も活かせる会社として紹介されていたセーフィーに興味を持ちました。

──セーフィーへの入社の決め手となった理由について教えてください。

嶋田:
ハードウェアだけでなくクラウドやAIなど、幅広い技術領域に跨るサービスを展開していたことが大きいですね。色々なことを経験して能力を高めていきたいと考えており、組み込みだけではなく様々な領域で活躍できるエンジニアになりたいと思っていたので、様々な技術に触れられる環境を求めていた部分もあったためです。また、CTOの2人をはじめとして、経験豊富なエンジニアが多数在籍している会社であることにも惹かれました。最終的な決め手となったのは、入社前に参加したオフィス移転パーティーで聞いた佐渡島さんのプレゼンだったかもしれません。

──佐渡島さんのプレゼンとはどのようなものだったのでしょうか?

嶋田:
オフィス移転パーティーが開かれたのは、カメラの映像データを分析することで訪問者の属性を判断できる「Safie Visitors(セーフィー ビジターズ)」がリリースされる直前のタイミングでした。佐渡島さんによる「Safie Visitors」のプレゼンによって、様々な場所にカメラを設置して、そこから得られる映像を分析・加工することで付加価値の高いサービスを提供するというセーフィーのプラットフォーム戦略を具体的に理解することができ、「自分もこの会社にいれば色々なことにチャレンジできそうだ」と強く思いました。

当時はセーフィーから内定をもらっていたものの、前の会社からも強く慰留を求められており、前述の通り元々どうするか悩みはあったため、「このまま会社に残ろうか…」とも一瞬考えたのですが、佐渡島さんの語るビジョンを聞いたことでセーフィーに入る決心がつきました。結局のところ、当時聞いたビジョンから想像していた以上の経験をこの2年で積むことができました。

社運を賭けた「Safie Pocket2」の開発で得られた大きな達成感とエンジニアとしての自信

──デバイスチームのエンジニアとしてファームウェアの開発を手掛けられているということですが、どのようなファームウェアを開発されているのでしょうか?

嶋田:
セーフィーが販売・レンタルしているカメラを制御するためのファームウェアです。カメラから映像を吸い上げ、サーバーに送信することはもちろん、サーバーから届いたコマンドを翻訳し、カメラに伝えて動かすようなプログラムを組んでいます。たとえばサーバーから届いたスケジュール通りにカメラを操作するプログラムを組むことで、10時になったらこの角度で撮影し、11時になったら反対側を撮影するといったカメラ制御が可能になります。

──嶋田さんが仕事を通して感じているやりがいや楽しさについて教えてください。

嶋田:
前職の環境と違い、自分の作ったものに対する評価や成果が手に取るようにわかることが大きいですね。営業部門や企画部門の方々との距離も近いので、営業を通してお客様の声もよく聞こえてきますし、雑談レベルの話から新しい機能やサービスの開発がスタートすることもあります。また、部門間のフィードバックが活発に行われているので、自分たちが作った製品の出荷台数や売上数値もすぐにわかります。

デバイスチームのエンジニアだけで、セーフィーのほとんどすべてのカメラのファームウェアを開発しているので、大袈裟に言えば自分を含めた数名で作ったプログラムが10万台近くのカメラに搭載されて動いていることになるんですよね。自分たちの仕事が社会やユーザーの皆さんに与えている影響をダイレクトに実感できることがやりがいにつながっています。加えて自分自身のエンジニアとしての技術力も上がってきていると感じているので、あのとき転職を決断して本当に正解だったなと思っています。

──嶋田さんご自身もレベルアップされたということですね。

嶋田:
そうですね。セーフィーに入社した当初はわからないことも多かったためチームの先輩に手厚く面倒をみてもらっていました。そこから先輩のコードレビューとフィードバックをベースに技術と知識を蓄えてきたことが今の自分の成長につながっていると思います。また、前職に比べて設計・開発の回転率が早いので、自分で考えて手を動かす機会が格段に増えたこともプラスになっています。前職ではしっかり仕様を確定させてからプロダクトを作るウォータフォール開発を重視していた一方、セーフィーは徹底してあるべき姿を求めつつ開発を並行で行うアジャイル開発ですし、あるべき姿を一緒に悩んでくれる先輩方も周りにたくさんいるため設計能力・開発能力共に現場で鍛えられたという感じはありますね。

──これまでに担当してきた仕事の中で嶋田さんの印象に残っている仕事を教えてください。

嶋田:
2020年4月にリリースした「Safie Pocket2」の開発プロジェクトが印象深いですね。ファームウェア開発はもちろんのこと、製品背面に搭載することになったUI開発を担当することになりました。セーフィーでカメラに搭載する液晶部分のUI開発を行うことがそもそも会社として初めてであり正解を持たない状況でしたが、「お客様が喜ぶもの、使いやすいものって何だろう」と、企画部門やデザイナー、営業担当と様々な方々と何度も議論をしながらアイコンやメニュー画面の項目を決めていきました。

それまでのセーフィーのカメラは基本的に固定式でしたが、「Safie Pocket2」は持ち運び可能なウェアラブルタイプです。セーフィー社内でも「社運をかけたプロジェクト」として注目されていたので、大きなプレッシャーも感じていたのですが、クリティカルな問題もなく、予定通りにリリースすることができ、大きな達成感とエンジニアとしての自信を得ることができました。

プロダクトリーダーとして開発の最前線に立ち、ほとんどの映像サービスがSafieを利用しているような状況を作りたい

──セーフィーに合う人、合わない人がいるとすれば、それぞれどのようなタイプの人になるでしょうか?

嶋田:
最近では毎月のように社員が増え続けており、色々なバックグラウンドを持った方が入社されているので、良くも悪くも「セーフィーと言えばこういう人たち」というイメージがないんですよ。敢えて言うならば、自分にはない他の人の長所や個性を尊重できる人がセーフィーに合っているかもしれません。みんながバラバラなことを考えているときもあるのですが、それぞれの意見を何とかして擦り合わせようと努力することで、それまでの自分になかった新しい視点を養うこともできると思っています。「Safie Pocket2」のUIを開発しているときもそうでしたし、様々な考えを持った人がいるからこそ色々なアイデアが生まれてくるはずです。

──今後、セーフィーの中でチャレンジしてみたい仕事、成し遂げたいことなどがあれば教えてください。

嶋田:
プロダクト開発におけるプロダクトリーダーのような役割を担ってみたいです。転職することで得られた今までの開発経験を通して、お客様に喜んでいただけるプロダクトを作ることが自分は一番モチベーションがあがると確信できました。そのため、開発の最前線に立つことで技術を知っているエンジニアだからこそ可能な提案を行い、営業部門や企画部門と共に新しいサービスの開発に貢献していけたら最高ですね。

さらに大きな夢としては、映像サービスのほとんどがSafieのプラットフォームを利用しているような状況になればいいなと思っています。Safieが蓄積している映像データを他の会社に使ってもらったり、ベンチャー企業やスタートアップと協力して新しいサービスを生み出したり、世の中の映像を扱う多くの会社やサービスに「協力してください」と言われるような存在になれたらすごいですよね。

──最後になりますが、セーフィーに興味を持っている皆さんへのメッセージをお願いします。

嶋田:
私自身、転職する際には環境や待遇が変わることに対して相当な葛藤がありました。とはいえ、人生一度きりであり、様々な経験ができるチャンスを見過ごすわけにはいかないと思い転職を決めたわけですが、今となっては「あのときセーフィーを選んでおいて本当に良かった」と思えます。自分から市場価値を高めようと能動的に動いたことで、会社や状況を選ばず、どんな場所でもエンジニアとしてやっていけるほどの自信を付けることができました。しかし、ノリや勢いだけで転職を決めるべきではありません。自分が人生や仕事において何を重視しているのかをしっかり考えることが大事であり、その結果今の職場が相応しくないと思うのであれば、思い切って新しい挑戦をするのが大事だと思います。セーフィーには新しい挑戦を達成できる環境があると感じています。

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