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お客様の声を聞きながら、広く社会で使ってもらえるプロダクトを作るやりがい ──開発本部 プロダクト開発部 イメージングチーム リーダー 鬼城渉

お客様の声を聞きながら、広く社会で使ってもらえるプロダクトを作るやりがい ──開発本部 プロダクト開発部 イメージングチーム リーダー 鬼城渉

  • Engineer

2021/07/02

開発本部 プロダクト開発部 イメージングチーム リーダー 鬼城渉
東京大学工学部卒業、東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。人工知能、複雑系の研究に従事。産業用検査機メーカーであるサキコーポレーションを経て、オリンパスデジタルシステムデザインで画像処理・画像認識アルゴリズムの研究開発に携わる。その後、トヨタ自動車で自動運転の製品開発を担当し、2019年8月にセーフィーへ入社。セーフィーでは画像認識を用いた製品の開発に携わり、現在はイメージングチームのリーダーを務める。
鬼城さんは、学生時代から現在の人工知能や複雑系の研究に取り組み、就職後も3つの会社で画像認識や画像処理に関わる研究開発・製品開発に携わり続けてきた画像認識領域のエキスパートです。そんな鬼城さんが4社目となる転職先としてセーフィーを選んだ理由は、「ユーザーと直接コンタクトを取れる環境があったため」だそうです。今回は鬼城さんが前職で転職を考えることになったきっかけや、イメージングチームでのミッション、現在開発しているプロダクトなどについて詳しくお聞きすることで、鬼城さんがセーフィーで感じている仕事の楽しさ、やりがいについて掘り下げていきます。

巨大企業の中では自分が楽しいと思える仕事ができなかった

──鬼城さんはセーフィーも含めて4つの会社でキャリアを積まれていますが、一貫して画像認識関連の仕事を続けて来られたのでしょうか?

鬼城:
そうですね。1社目のサキコーポレーションはプリント基板検査機の会社で、画像処理に加えて機械制御やUI作成などソフトウェア開発全般を幅広く担当しました。2社目のオリンパスデジタルシステムデザインでは内視鏡・デジタルカメラ・顕微鏡の画像処理・画像認識の研究開発を行っていました。3社目のトヨタ自動車では自動運転のための画像認識の開発を担当していました。そして今、セーフィーでも画像認識技術を用いた製品開発に携わっています。

──前職の自動車メーカーで担当されていた自動運転のための画像認識について、鬼城さんの業務を詳しく教えていただけますか?

鬼城:
自動運転では画像認識を行うためのカメラを搭載するのですが、画像認識向けの画像処理を検討したり、画像が不鮮明な場合の挙動について検討したり、それらのカメラに関わる様々な仕様を関係部署・サプライヤーと調整したり、データを利用した検証環境の検討したりと様々な業務を幅広く担当していました。また、巨大な組織で複雑なシステムの開発を扱っていたので、関係部署やサプライヤー、外部パートナーとの間で生じる調整業務に多くの時間を割いていました。

──転職のきっかけはどのようなものだったのでしょうか。

鬼城:
私が携わっていた自動運転システムは大規模な開発で多くの人が動員されましたが、自分の担当したモジュールに関してはそれなりに自分の設計思想を入れることができたと思っています。しかし、エンジニアとしてキャリアを歩んできた以上、プロダクト自体は小さくとも自分の手の届く範囲できちんと製品を作り上げたいという思いが強くなり転職しようと考えるようになりました。

ユーザーの声を聞きながら製品開発ができるセーフィーの環境に魅力を感じた

──転職先を検討する際に重視していたことを教えてください。

鬼城:
長年画像認識の仕事をしてきたので、引き続き画像認識技術を利用したプロダクト開発に携わりたいという思いがありました。また、自社で製品・サービスを持っている会社、可能であればカメラ自体も扱っている会社がベストでした。さらに言えば前職で大企業勤務を経験したので、次は小さな会社で働きたいと考えていました。これだけ条件を並べるとほとんど選択肢がなくなってしまうのですが(笑)。

──正直、そんな会社はセーフィーぐらいしかありませんよね(笑)。どのようにしてセーフィーを知ったのでしょうか?

鬼城:
以前登録していたサイトからスカウトメールを頂いたときに「監視カメラをクラウド化して生産性を上げるのか。おもしろそうだから話ぐらい聞きにいこうか」と思っていましたが、前職への転職が先に決まったので、その当時はセーフィーとコンタクトを取ることはありませんでした。ただ、セーフィーのことはずっと覚えていたので、転職を検討する際に求人を探してみたら以前はなかった画像認識エンジニアの求人が出ていたのでエントリーすることにしました。

──ちょうど画像認識系の採用枠があったということですね。それではセーフィーに入社を決める際、決め手となった要素があれば教えてください。

鬼城:
私が先ほど挙げたすべての条件を満たす会社だったことが大きいですね。また、ユーザーと直接コンタクトを取りながら製品開発ができる環境があることにも惹かれました。2社目のオリンパスデジタルシステムデザインはオリンパスグループにおける研究開発を行う会社だったのですが、画像認識技術の場合、「ユーザーがどの辺の性能であれば満足してくれるか」ということを理解していないと本当に価値のある製品を作ることは難しいと感じていました。

そうは言っても研究開発部門である以上、製品開発部門を超えてユーザーとコンタクトを取ることは困難でした。そんなジレンマがあったからこそ、3社目でトヨタ自動車の製品開発部門に転職したのですが、今度は組織が大き過ぎてユーザーまでの距離が遠かったんですよね。

──ユーザーの声を聞きながら、価値のある製品を作りたかったということでしょうか?

鬼城:
その通りです。技術開発としての研究開発も確かに重要ですし、様々な可能性にトライすることも大切なことではありますが、作ってみたものの市場で使える目処が立たずにお蔵入りする技術は山ほどありますからね。セーフィーであれば、自社で製品・サービスを持っていることに加え、ユーザーの課題を直接聞くことで、ユーザーに喜んでもらえる画像認識技術を利用したプロダクトを作ることができそうだと思ったのです。

──セーフィーに魅力を感じたとはいえ、大企業からセーフィーのようなスタートアップ企業に転職することへの抵抗は感じませんでしたか?

鬼城:
実は最初の会社がスタートアップ企業だったため、スタートアップ企業への抵抗感はもともと低かったと思います。そうは言っても日本を代表する企業で勤務しているという立場を捨てることへのためらいはそれなりに感じ、内定を頂いてからもしばらくは悩みました。とはいえ、これまでお話させていただいたとおりセーフィーの魅力はたいへん強いものがありました。

それにせっかくの人生ですから誰も通ったことのない未知の荒野を切り開いてみたいと考えたんですね。組織が成長していく瞬間に立ち会えるのはなかなかない経験だと思っていましたし、実際にこの2年でも成長する組織の中で多くのことが経験できたと感じています。

会社の中で考えているだけでは、お客様のリアルな課題に気づけない

──鬼城さんは2019年にセーフィーへ入社されていますが、それから現在まで一貫してイメージングチームで仕事をされているのでしょうか?

鬼城:
部署の名前は何度か変わっていますが、画像認識を用いた製品開発というミッションは入社以来同じです。イメージングチームは画像認識に関連する開発を行うチームで、昨年まで3名体制でしたが、現在は7名のメンバーが所属しています。

──鬼城さんの日々の仕事内容について教えていただけますか?

鬼城:
入社して1年ほどは、エンジニアとして人物を画像から検出するシステムのサービス開発に携わっていました。チームメンバーが増えてきた最近では、メンバーのタスク管理も担当するようになったほか、企画部門と一緒に新しいシステムの要件を決めたり、ユーザーのヒアリングに出かけたりするなど、これから開発するシステムを考えるための仕事が増えてきた印象です。

──鬼城さんが開発していた「人物を検出するシステム」とは、どのようなものでしょうか?

鬼城:
まだ正式リリースには至っていませんが、主に小売・飲食などの店舗向けに開発しており、レジ前の行列を可視化することでオペレーションを改善するといった用途などでの活用を見込んでいます。1年強の開発期間を経て、近々リリースされる予定です。今は商品企画サイドでの最終調整を行っている最中です。

───イメージングチームのメンバーも増えているということですが、今後はどのような製品・サービスを作っていく予定があるのでしょうか?

鬼城:
現在の人物検出は、数分周期で人数を検出していますが、今後はリアルタイムで画像認識を行うシステムを作っていきたいと考えています。また、人物だけではなく商品などモノの数もリアルタイムで検出できるようになれば、小売店などで発生する商品の欠品を防ぐような使い方もできると思います。

──鬼城さんが入社前に望んでいた、ユーザーと直接コンタクトを取る機会も多いようですね。

鬼城:
最近はとくに増えていますね。今日もお客様の物流倉庫のオペレーション改善のために、お客様の倉庫にカメラをつけてテストを行うという仕事があり、お客様へのヒアリングもあわせて行いました。また、秋にリリースする新製品のために先週から今週にかけて4社のお客様にヒアリングを行いました。

──やはりユーザーであるお客様と直接話をすると、製品開発にとって重要なヒントが得られるのでしょうか?

鬼城:
お客様の現場に存在する具体的な課題を知ることは、製品開発にとって非常に重要なことだと考えています。社内で頭を捻って考えているだけでは、お客様のリアルな課題に気づくことは難しいです。一社一社のお客様が抱える具体的な課題をきちんとつかむ一方で、セーフィーのプロダクトは自社開発製品であって特定のお客様に特化した製品を開発するわけではないため、お客様の声をただ反映するのではなく、そこから一般的・本質的な課題を分析し、どうすれば多くのお客様にとっての課題解決となり得るかを考えることも必要とされています。

多くのお客様に喜んで使ってもらえるプロダクトを作っていきたい

──鬼城さんは様々な会社で画像認識系の仕事をされてきましたが、以前に勤めていた会社と比較して、セーフィーで画像処理・画像認識系の仕事をするやりがいや意義についてどう考えていますか?

鬼城:
私がこの分野に関わり始めた十数年前と比べるとAIや画像認識に関する技術は確実に進歩していますが、多くの人々が日常的に使える技術になっているかというと、まだまだそんな段階には達していないと思います。そのような中でも、セーフィーでは画像認識技術を活かした様々なプロダクトやサービスを、実際に多くのお客様に使っていただける環境のもとで仕事ができます。

技術開発のための研究開発も重要であることは間違いありませんが、使ってくれるお客様の顔を想像しながら製品開発ができるセーフィーのような会社は、認識系のエンジニアにとって圧倒的に大きなやりがいが得られるフィールドだと思います。

──鬼城さんは、どのようなエンジニアがセーフィーに向いているとお考えでしょうか?

鬼城:
「私はこう考えています」と、自分の考えたことを語り、表現できる方が向いていると思いますし、私自身もそのようなタイプの方と一緒に仕事がしたいですね。また、特定の技術だけにこだわるのではなく、必要に応じて新しい技術を勉強し、吸収していける適応性や柔軟性を持っている方が向いていると思います。自分で考える姿勢と学び続ける姿勢、セーフィーで活躍するためにはこの2つのスタンスが重要だと考えています。

──最後になりますが、今後、セーフィーの中でチャレンジしてみたい仕事、成し遂げたいことなどがあれば教えてください。

鬼城:
画像認識を利用して、多くのお客様に喜んで使ってもらえるようなプロダクトをたくさん作っていきたいです。せっかく会社もどんどん成長している環境ですので色んな経験をして、5年、10年経った後に現時点では想像していなかった技術分野や役割で業務をしていたという展開の方が楽しいですよね(笑)。今の自分が想像もしていない未来が待っていることを密かに期待しています。

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